COOL JAPAN!
2010.3.6
チョコラBBをがぶ飲みしている(ビタミンB摂取のため)………今日この頃。
仕事を家に持ち帰り、“よし、やるぞ〜!(朝までに)”っと気合いが入る場合は、ダイニングのOrizuruに座り、EIZOの21インチと24インチの液晶モニター+MacProでの作業だが、簡単なレタッチやレンダリングの時は、リビングの床にど〜んと座り、イサムノグチのローテーブル+MacBook Proで、TVを観ながらの作業。液晶TVは壁掛けにしている。
“う〜ん、壁面に大小のマルチモニターがあるといいなあ。大型のモニターでオリンピック(次はサッカーのワールドカップ)観戦、小型のモニターはパソコン画面を表示。もう一つ小さい画面があってもいいなあ。画面の切り換えなどはiPhoneをリモコン代わりに使い、テーブルにはワイヤレスキーボードのみあればいい。もしかしてiPadで全て操作できるかな?そして壁面は普段、一枚の鏡のようになり、TVの存在を消し、インテリアに馴染むようなものだったら最高だなあ〜”
などと考え始めると、仕事そっちのけでインテリアのプランニングに夢中になってしまった。
先日の2/26と3/2は、六本木にある国際文化会館を訪れた。
2/26は川崎和男氏によるPKD(Peace-Keeping Design)プロジェクトの発表会に出席した。まさに「デザインで世界を変える」内容であり、圧巻のプレゼンテーションだった。
被災地や紛争地帯で使用するワクチンの開発、救急現場で使用するトリアージタグ、液体レンズを使ったメガネ、再生医療による心筋細胞シート、シェイクフィアーという名のバーチャルな球を使った新たな手術方法などのデザインに、目が釘付けとなり、二時間程のプレゼンテーションもあっという間だった。
そして3/2、同じく川崎和男氏のディレクションによるCOOL LEAFの発表会があった。
これはミネベアの実装技術と東レの新素材を用いたプロダクトの発表であり、日本の高度な製造技術と素材開発力を提示し、ビジネスデザインモデルとして具現化したものであった。ビジネスデザインモデルというのは、「金融」資本を中心とした投機的なビジネスの拡大ではなく、「製品」や「商品」の価値に不可欠であるデザインを中心としたモノ作りによる社会還元型のビジネスのデザインであり、まさにモノ作り日本の方向性を示す重要なプレゼンテーションであった。
今回発表されたCOOL LEAFの3つのプロダクトは衝撃だ。キーボード(であって、キーボードではない)、電卓(であって、電卓ではない)、リモコン(であって、リモコンではない)の試作機が展示され、真っ先に触れてみた。薄くフラットな一枚のミラーに触れると文字が浮かび上がってくる。この美しさは、本当にため息ものである。COOL LEAFのフラットな清潔感は、感染症の恐れもある医療現場などでの使用も想定したもので、超フラットな造形はまさに清さであり、潔さである。このプロダクトに実装された技術を応用していくことで、新たなプロダクトへの応用が期待されることだろう。
国際文化会館の興奮も冷めぬまま、帰りは近くのAXISビル4Fにあるホームシアターの設計で有名なNEXT SCENEを訪れた。普段は予約が必要だが、運良く真っ暗なブラックルームで美しい音響と映像を見ることができ、これまた感激。先程のマルチモニターの壁は、GLAS LUCEというシステムで実現されているので、NEXTのショールームで是非体験して欲しいと思う。
さて、来たる3/12(金)に、東京ビッグサイトで開催される店舗総合見本市「JAPAN SHOP 2010」のA&Aブースで講演を行うこととなった。CADのVectorWorksを使ったモデリングの例をデモを行いながら1時間程紹介する予定。13:00~と15:00〜の2回講演を行いますので、お時間のある方は是非お越し下さい。