あおぞらデザインフェス
2010.5.7
「本棚は最高のインテリア」だと思っていたが、自作の本棚の棚が壊れ、本が崩れかけたので、最近話題の1冊/¥100の書籍のPDF化のサービスに大きく心が揺れる今日この頃。
GWは全く休まず必死で作業。プロダクトとインテリアの仕事を同時に行った。今回のように年に幾度か、一週間程仮眠程度で眠れない日々が続くことがあるが、今年のGWはまさに「大当たり!」。「どうせどこも混んでるから、休まなくていいんだよ〜」などと言うのがしらける程、連日初夏を思わせる晴天だったが、こちらは終日蒸し暑い室内で黙々と作業。GWが終わると共に、平常の時間に戻り始めた。
さて、来月から今年のイベントが本格始動する。まずは6/5(土)、6(日)に開催される「シーフロントミュージアム」に参加する。このイベントは毎年6月と11月に継続的に行われているイベントであり、公園内にアート作品を設置し、若洲公園全体をミュージアムとするイベントである。そこではプロのイラストレーターの指導の元に、子供達が大きな絵を描く「集まれ!ちびっこアーティスト」や、Canonの協賛でカメラの貸し出しとプロカメラマンの指導により写真を撮影する「集まれ!ファミリーカメラマン」が行われている。
今回、友人のデザイナー数人と作品を公園内に展示することとなった。広大な公園内に置かれた作品は、室内とはまた違った見え方をするだろう。我々の作品を見た子供達の反応が楽しみである。作品はファミリーカメラマン達のいい撮影場所になることだろう。
昨年、NYの展示会に出展した時、私の作品を見たイベントの主催者から「一週間後にNY市内で行われる公共のアートイベントに参加しないか?」と誘われたのだが、数日間路上に展示するということで準備に間に合わず、とても惜しい想いをした。またその時に誘われた「one good chair」というコンペでは、ファイナリストに選ばれた。これもたまたま私の作品を気に入って下さった方からの誘いがなければ、知らなかったことだ。このように街の中でふと通りがかった方々の目に止まり、触れて欲しいという想いがあり、公共のイベントに参加したいと思っていた。今回の「シーフロントミュージアム」が初めての体験となる。
プロのイラストレータやカメラマンの方が、子供達に教えるというボランティアイベントに、我々デザイナーも何かお手伝いができないかということで、考えたのが「あおぞらデザインフェス」である。これは布のフェルトを用い、切ったり、貼ったりして、子供達といっしょにオブジェやアクセサリーを作ってみようという試みである。平面が立体となる瞬間を楽しんでくれることを願っている。
これから秋へ向けて、いろいろとイベントが続く。その鍵となるモノ、いま最も集中しているプロジェクトが本格的に始動し、先程イメージの作成を終えた。このイメージレンダリングはデスクトップピクチャに設定し、プリントアウトしたものは壁に貼り、iPhoneの中にも画像を保存して日々見れるようにしている。ここでまた気付くことがあるかもしれない。が、このイメージを最終目標とし、ついに始動開始!
この種のカテゴリーに関わることは夢の一つであったが、正直関わることができるとは思わなかった。ジャーナリストでもある依頼者と職人が出会い、そしてデザイナーが加わり、3人でスタートしたプロジェクトである。毎回の打ち合せはいつも熱い話になり、3〜4時間はあっという間に過ぎる。終わった後はやるべきことの多さに混乱するが、やっとスタートが切れ、私自身ほっとしながらも、これから始まる大きな挑戦に興奮気味でなかなか眠れない?.........いや、連日の徹夜だから、目を閉じれば今すぐ寝れる。明日もまた打ち合せだから、今日は久々にベッドで寝ま〜す!
以上、「シーフロントミュージアム」に是非お越し下さい。よろしくお願いいたします。