BiNDweb

Design Blog 2010

What a wonderful “Design” world!

Design Heart

2010.8.8

tree.jpgつぶやき」ばかりで、なかなか更新できない今日この頃。

実験の失敗は失敗ではなく発見。うまく行くと思ったのにうまく行かなかったら、それは明らかに発見。机上のシミュレーションには、その発見がありません」(グローバルエナジー会長 鈴木政彦氏)

 連日の打ち合せ。今年は実に熱く、暑い夏を過ごしています。先日も建築家の事務所に皆集まって打ち合せを行い、近くのホルモン道場へ移った後も話は止まらず、深夜にまで及び、へとへとになって帰宅。本当にいろいろなことが重なって進んでいます。

 まずは家具。メーカーから新作が発表されます。これは先日のインテリアライフスタイル展に試作として出展したものですが、再度詳細を詰め、ついに商品化が決定しました。スチールとウレタンという異色の素材の組み合わせにより、一定の強度を保ちながら、薄さと柔らかさを実現することができたのは、多くの試作を行ってくれたメーカーのトップの方の「情熱」があってこそのモノです。タイミングよく、8/17〜9/3まで、西麻布のギャラリー・ルベインでメーカーの展示会が行われますので、是非とも脚を運んで頂きたいと思います。これをきっかけに、色彩豊かで遊び心のある家具の提案を多く行っていきます。

 そしてプロダクト。我々にとって非常に大きな挑戦なので、日々実験の繰り返しです。先日メインのパーツができ上がり、できたてほやほやの生々しい姿を見て、興奮度がさらにヒートアップしました。引き続き他のパーツの制作が進んでおり、今月中にも一度全ての部品を組上げ、自らの操作でシェイクダウンのテストを行う予定です。秋の発表/実演へ向けて、体力作りも行っています。

 インテリアに関しても、改装プランニングの依頼や建築/照明関係のパースを書いたりしていますが、個人的にも今後何かしら動きがありそうなので、実現に向かって準備を行っています。

 これらは全て10月末〜11月初めに開催される「Design Heart」で明らかになるでしょう。企画から立案、空間設営、商品製造/販売まで、全てを自分たちで行うイベントです。今回初開催であり、インテリアプロダクトをメインに商品を展示し、即売も可能にした催しをギャラリー・ルベインで行います。10数名の参加デザイナーと共に、今年の初めから頻繁に打ち合せを行っており、お盆休み返上で打ち合せを行っています。

 昨年は海外への個人出展をメインに、作品を作っていましたが、今年は知り合いのデザイナー仲間達と日々議論し、結果的に「全て自分たちでやってみよう!」ということになりました。問題解決への激論の中でチームの絆が日々固まっていくことを実感でき、こんなに刺激的なことはありません。同じ目標に向かって「ハート=心を一つにして」、お互いに切磋琢磨しあいながら進んでいます。

 さて、来たる8/20に開催される「Vectorworks教育シンポジウム2010」では、「デザイン教育とデジタル環境の可能性」というテーマの下で、大学や専門学校/職業訓練校等の教育関係者を対象としたシンポジウムが行われます。その中の分科会の一つ「インテリア・プロダクト」セッションで講演を行います。自分が講師を行っている学校の授業を紹介しながら、今後の展望もふまえた話をする予定です。お時間のある方は、是非お越し下さい。

 「Design Heart」の詳細は順次アナウンスしていきます。ご期待下さい!