進化に終わり無し
2010.12.4
「Design Heart」後の慌ただしさに、かなり押され気味の今日この頃。ブログの更新も久々です。もっと書かなくちゃ!
「Design Heart」後の一ヶ月は本当にあっという間に過ぎて行きました。11組17名、誰一人欠けても、絶対に成り立たなかった企画だったと思います。私個人も計17名ものデザイナーとの協同作業は初めてで、自分とは違うアイデアに大いに刺激を受けました。皆と過ごすことにより、作品だけでなく、接客や人間性など学ぶことが多く、直接体内に注入できたと感じています。全員で企画を考える中で「いま自分に何ができるのだろうか?」ということを真剣に考え続けた一年間であったと言えるでしょう。それはメンバー全員が感じたことであり、結果、自ら積極的に問題の解決に向けて行動することができたのだと思います。
つい先日の反省会&打ち上げ(朝まで!)では、個々の想いを語り合い、またいろいろな意見が出ました。その中で、ご来場頂いた多くの方々からも聞かれたことがあります。
「Design Heartは単発のイベントのこと?それとも、これからも継続して行く組織的なグループ?」
詳細はこれからですが、既に次の企画が決まっています。ルベインの翌日は、若洲海浜公園での「シーフロントミュージアム」に参加し、作品展示以外に子供達とのワークショップを行いました。その他にも「Design Heart」としていくつかの話があり、継続しながら日々成長して行くデザイングループです。次の企画は○○、今からすぐに取りかからないと!という訳で、近日に次の会議が行われます。「これはまた面白い○○だなあ〜」、、、まだ言えませんが、先日の展示会以外にもいろいろと活動して行きます。今後も目が離せない「Design Heart」になりそうです。
そして現在「Design Heart」で発表したハンドサイクルが大きく動き出しています。先日は横浜で行われた高齢者・障がい者向けの自転車イベントに急遽参加することとなり、展示のみのはずが「これに乗りたい!」と多くの方々から声をかけられ、実際に乗って頂くことができました。欧米ではかなりメジャーなハンドサイクルですが、国内ではまだ認知度の低い乗り物なので、私達のハンドサイクルは斬新で美しいフォルムを持つ新しい乗り物として、とても反響がありました。「かっこいい乗り物だね!」という言葉は素直に嬉しいし、励みになります。これはデザイン要素の一つである「美的ユーザビリティ」=人は美しいモノに惹かれるという認知心理的な側面において、「カタチ」が大きく関与しているということの証だと感じております。
昨日はベクターワークスソリューションデイにて、ハンドサイクルの開発をメインに講演を行いました。会場には開発者3人が揃い、TRINITY DRIVEというハンドサイクルブランドが、どのようにして生まれたのか、3人の運命的な出会いの中で生まれた開発秘話を初めてお話いたしました。講演後は多くの方々に話しかけられ、そしてまた急遽試乗会になり、そこでまた多くのフィードバックがあるという、とても充実した一日となりました。講演に参加して頂いた全ての方々に感謝いたします。本当にありがとうございました。
「Design Heart」での発表から始まったハンドサイクルの開発ですが、次のステップへ向け、また走り始めています。まだ始まったばかりですが、「開発での失敗は発見」「進化に終わりはない」という言葉を信じて、モノ作りと共に我々も確実に、一歩一歩進化/前進して行きたいと思います。
今度とも「Design Heart」と「TRINITY DRIVE」の活動にご期待下さい!