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Designer's Blog  2008

What a wonderful “Design” world!

Yes, We can!
2008.11.14

100% design tokyo.jpg デザイナーズウィーク後の一週間も慌ただしく過ぎ、やっと冬らしくなった今日この頃。

 新作のオーガニック ケイブ チェアの前には、連日多くの方が訪れていた。特に若い方が足を止めていて、300枚程用意したポストカードも、あっという間に無くなってしまった。最終日のプレゼンは、急遽開始時間が早まってしまい、誘った方に見て頂くことができなかったが、無事終えることができた。
 同時期にいろいろなデザインイベントが行われているが、気取りなく、誰でも参加できるイベントが「東京デザイナーズウィーク」の魅力。今年は天候にも恵まれ、休日には多くの家族連れや若い方が訪れていた。そして展示だけでなく、外のカフェでFMの公開録音を聞きながらくつろいだり、ミュージシャンのライブを聞いたりして、いろいろな楽しみ方があるのもこのイベントの特徴だろう。

 CADの講師をしていることもあり、現役の学生さんや卒業生が(冷やかし半分?)訪れるので、できる限り会場にいた。そこでは他の出展者の方々ともいろいろと話が弾み、また大いに刺激を受けた。そして久々に会う卒業生との会話も弾む中、「オーガニック ケイブ チェア」を見つけた10歳くらいのお子さんが穴の中を不思議そうに覗いたり、手を入れたりして、楽しそうにしていたのが印象的だった。これは本当に嬉しいことで、素直に「これ、何だろう?」というカタチへの興味に、説明は不要だということを示してくれた。また見る角度によって色が変わる塗装に興味を持った方も多くいた。とにかく見て、触れて、座る(またぐ)と思わず笑みがこぼれてくる。そんなイス(のようなモノ)があっても良いのでは?という実験的な試みに、多くの反応があったことは、とても励みになった。

 今回はまだ家具やインテリア、デザイン関係からの反応はないが、真っ先に連絡をくれたのが、海外のデザインエディターの方だった。それもインテリア系ではない、予想外のジャンルからのアプローチに、どんな反響があるのだろう?と、今後の展開をとても楽しみにしている。
 そしてロンドンから「マングローブチェア」が戻って来た。“長い船旅だったね。お疲れさま”と言いながら木箱を開け、無事を確認。
 100% Design London出展後、実際に海外から “買いたい!” という問い合せがあり、まさに「Yes,We can!」ということで、受注生産の体制を整える「決起集会」を職人さんと行った。年明け早々には、いろいろなカラーの「マングローブチェア」を並べ、どこかで展示をしたいと思っている。
 
 来年は「オーガニック ケイブ チェア」もいっしょに、海外の展示会へ出展する予定。手元にある「VW Designs」の英語版を持って!………そのための準備をいま、しっかりとやっておきたい。