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Mangrove Forest
2009.10.28

　「葉っぱ」の取り付け作業と「図面書き」と「塗装」を同時に行う今日この頃。

　先日のVectorworks「秋のスペシャルセミナー」は、平日の夕方にも関わらず、多くの方々に来て頂き、無事90分間の講演を終える事ができた。来られた方々は普段からVectorworksを使われているユーザーの方々なので、久々に緊張のスタートであったが、途中から緊張もほぐれ、あっという間に時間が過ぎ、最後のムービーは早送りでほぼピッタリの時間で終了となった。

　講演終了後は「茶話会」ということで皆でテーブルを囲み、メーカーの方々やユーザーの方々といろいろと意見交換。個々のユーザーが普段使用している環境の中での疑問や操作に関する質問などをお互いに話すことで、他のユーザーの方からアドバイスを頂くことができ、またソフトの開発/販売を行う方々へ直接伝えることができる。このようにメーカーとユーザー同士の交流は、双方にとってとても役に立つと思う。最後は「VW Designs」へのサイン会となり、慣れない手付きでサインを行ったせいか、終了後はどっと疲れが………やはり「葉っぱ」の制作の影響かなあ〜。

　明日は東京デザイナーズウィークの設営のために神宮外苑へ向かう。学生達も多く手伝いに来てくれるので楽しみ。今回は「100% Design Tokyo」の「100% Designer」カテゴリーに出展する。

　昨年の9月は「100% Design London」、11月は「100% Design Tokyo」、今年の4月は「ミラノサローネ」、5月はニューヨークの「ICFF」、9月は大阪の「リビング＆デザイン」と展示会出展が続いたが、今年の「100% Design Tokyo」はその総括ということで、w2m×d2m×h2.4mという小さなスペースだが、ブースで出展を行う。そこでは今回のブースデザインのコンセプトである「Mangrove Forest」を表現するために、多数の「葉っぱ」と複雑に絡み合う「根」のイメージの装飾を行う。ちなみに「根」の部分はアルミパイプを一本一本、自ら手曲げで作り、塗装を行ったものである。全身を使ってパイプを少しずつ曲げたので、全て違うカタチになり、複雑なモノができた。が、何だか腰が………展示会前にもう身体がボロボロ!?。

　でも大丈夫。多くの方々が訪れてくれるイベントだから、できる限りブースに立ち、いろいろな反応を見たいと思っている。そして2007年に発表した「Mangrove Chair」だが、その後も改良を行い続け、ついに流通が可能となった。この発表を兼ねて、今回は複数の「Mangrove Chair」を展示し、「Mangrove Forest」=「マングローブの森」をイメージしたブースの装飾を行う。

　5月に行われたNYの展示会では、販売を行いたいというオファーと撮影等のレンタルの依頼があった。ある建築家の方は、自身の設計した住宅のオープンハウスで使用したいと言ってくれたのだが、その時は時間的にまとまった数の用意ができず、実現には至らなかったが、現在は5色の「Mangrove Chair」がスタンバイしている。先日の「スペシャルセミナー」でも、白と黒の「Mangrove Chair」を展示しながら話したせいか、制作秘話がつい長くなってしまったようだ。

　「100% Design Tokyo」で、大きく成長した「Mangrove Chair」を是非ご覧下さい。